国際輸送におけるGHG排出量可視化の取り組み
住友商事グループは、『地球環境との共生』をマテリアリティの一つとして掲げており、 環境負荷の低減に努めています。
その一環として住商グローバル・ロジスティクス株式会社(以下、SGLという)では、 2020年にワーキンググループを立ち上げ、
住友商事グループより受託する運輸業務の国際輸送におけるGHG排出量の算定・可視化に本格的に取り組んでいます。
国際輸送におけるGHG排出量の算定・可視化は、SGLグローバル・ロジスティクス事業本部の基幹業務である国際物流・輸出入業務を通して得たノウハウを活かしたものです。
国際輸送におけるGHG排出量の算定・可視化のみならず、GHG排出量を削減する輸送方法の提案・手配を積極的に行うことで、
お客様に提供する価値を創造し、カーボンニュートラルに向けたGHG排出の削減に積極的に寄与、貢献すべく、取り組みを深化させて参ります。
SGLとして住友商事グループより運輸業務を受託している国際輸送におけるGHG排出量実績については、
KPMGあずさサステナビリティ株式会社による国際監査・保証基準審議会の国際保証業務基準(ISAE)3000および3410に準拠した第三者保証を取得しました。
第三者保証の詳細は、以下の「独立保証報告書」をご参照ください。
独立保証報告書(PDF:450KB)
<データの収集範囲>
SGLにて輸出入手配業務を受託している住友商事、及び住友商事グループの国内主要連結子会社取り扱いの国際海上輸送及び国際航空輸送。
・SGLのオフィスや倉庫(賃借しているものも含む)等で使用するエネルギーからのGHG排出量は含んでいません。
<国際輸送におけるGHG排出量(Scope3)>
輸送モード | 2020年度 | 2021年度 |
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コンテナ船 | 10,275 t-CO2 | 19,890 t-CO2e |
RORO船 | 12,233 t-CO2 | 16,308 t-CO2e |
バルカー・タンカー | 344,146 t-CO2 | 291,902 t-CO2e |
航空機 | 9,673 t-CO2 | 9,462 t-CO2e |
合計 | 376,327 t-CO2 | 337,561 t-CO2e * |
*を付した指標はKPMGあずさサステナビリティ株式会社による第三者保証を受けています。
・2021年度よりCO2のほかCH4とN2Oを含めてGHG排出量を算定しています。これに伴い、表記単位をCO2eに変更しています。
算定方法
トンキロ法に基づき算定しています。
コンテナ船
・FCL(Full Container Load)を対象とし、LCL(Less Than Container Load)は含まれていません。
・Smart Freight Centreが"2021 Global Ocean Container Greenhouse Gas Emission Intensities"で
公表しているコンテナ種ごとに設定された距離当たりの排出係数を用いて算出しています。
RORO船、バルカー(在来船を含む)・タンカー
・英国環境・食糧・農村地域省(Defra)が"Greenhouse gas reporting: conversion factors 2022"で公表している排出係数を用いて算出しています。
航空機
・英国環境・食糧・農村地域省(Defra)が"Greenhouse gas reporting: conversion factors 2022"で公表している排出係数を用いて算出しています。
・クーリエ(国際宅配便)/EMS(国際郵便)は含まれていません。
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- グローバル・ロジスティクス事業本部
E-Mail : zeroco2-wg@sglogi.co.jp