HEARTBEAT PEOPLE 03

点と点はやがて線に。 すべての経験が ビジネスの糧になる。

2009年入社
マキシコン事業部
武内 勇人Hayato Takeuchi

ベトナム工場立ち上げの、 パートナー。

CHAPTER 01

学生時代は中国へ留学していたこともあり、中国上海で日系物流企業に就職。経済がダイナミックに成長する中国で物流業界にどっぷり浸かっていました。その後、家庭の事情により日本へ帰国することになった時に出会ったのがSGL。「No.1ではなくOnly1となる存在」という言葉に感銘を受け、国際開発営業部の営業として入社を決意しました。入社後は海外進出する企業の設備機械輸送案件でアジア全域(タイ、ベトナム、インドなど)の営業担当となりました。後にベトナム駐在となり日本企業がベトナムへ進出して工場の立ち上げをする際、数十トン級の設備機械の輸送や、ルートサーベイ、現地特有の通関手続きなど物流に関することを全面的にサポートしていました。異国の地で工場稼働という1つの目標を目指しゼロからつくる感覚。工事中の埃まみれの現場での打ち合わせ、時には激論を交わすこともありました。仕事が終わればローカル料理を共にし、立ち上げから工場稼働まで苦楽を共にしたお客様と、人間同士の信頼関係が生まれるのを感じ、非常に遣り甲斐がありましたね。

右も左もわからないけれど、 商機を掴むため奔走した。

CHAPTER 01

ベトナム駐在を終え、帰国後はマキシコン事業部へ配属となりました。マキシコンは、液体を運ぶ輸送用容器です。主に国内での取引が多く、国際物流一筋でやってきた私にとっては、意外な配属でした。我々のお客様は食品及び化粧品メーカーが殆どです。マキシコンの強みは、マキシコン本体はレンタル、液体充填物を入れる中身の内袋は使い捨てであり、お客様はコンテナの洗浄や殺菌工程も不要。コスト、衛生面共にメリットが大きく、特に食品業界、化粧品業界での需要が非常にあります。私は化粧品メーカーの営業担当となったものの、化粧品業界は未経験分野。当時は日々ドラッグストアに行き、棚に並んでいる化粧品の写真を撮り、化粧品メーカー、ブランド名をすべてリストアップ。取引実績がなければその企業の代表番号に電話して一生懸命サービス内容を説明するものの、とりあってくれないことも多々ありましたね。

ベトナム赴任経験を活かし、 ビジネスの新境地を開拓。

CHAPTER 01

当時、インバウンド(中国人観光客の爆買い)が始まり化粧品も免税対象になったことで、化粧品の需要が急増。化粧品業界では、急激に生産量が増えたことで、自社工場で捌ききれない一部の製品を外部委託生産に移行し、液体輸送容器が必要とされ、マキシコンのニーズが出てきました。これまで、営業に行っても相手にされなかった企業から、マキシコンの引き合いが次々と入り、取引実績がなかったメーカーとの新規取引が開始されました。そんな折、ある大手メーカーから、日本で生産された製品の最終工程をベトナム工場で行うためにマキシコンが使えないか、と相談が舞い込んできました。これまで、そのメーカーでは大容量の液体輸送の実績がなく一大プロジェクトでしたが、ベトナム固有の輸出入通関業務、書類作成等これまでの国際輸送の経験が活きました。また、発売予定日が決まっている中、マキシコンをベトナムに送るアレンジをしながら現地へ飛び、工場作業者へマキシコンの取扱い説明を行い、何とか計画通りのスケジュールに間に合わせることに成功。これを機に信頼を勝ち取り、新たなビジネスが続々と開始されました。

いつまでも、 開拓者でありつづける。

CHAPTER 01

全く馴染みのなかった化粧品業界ですが、営業マンとして成熟してきたことで製造現場の方々とも専門用語を交えて対等に会話ができるようになってきました。特殊な業界だからこそ、深く入り込めれば次のビジネスを見つけることが出来、収益拡大に貢献できると、身をもって実感しています。私が配属された時よりも、確実にマキシコン事業部はSGLのビジネスの柱として注目される部隊になってきているので、その期待に今後も応えていきたいですね。SGLは特殊なビジネスモデルを持つ物流会社なので、学ぶこと、経験できることが本当に多い。そして国内外問わず、新しい挑戦をさせてもらえます。私の場合はビジネス成功のキーポイントで担当となり、責任ある仕事を経験でき、達成感を味わうこともできました。今後は自己成長しながら、これまでの経験を若手にも繋げていき、会社全体の収益拡大に貢献していきたいですね。そして何より、「No.1ではなくOnly1となる存在」という言葉を胸に、いつまでもあくなき開拓者でありたいと思っています。

arrow-l CAREER

2009.1
キャリア入社
国際事業本部 国際開発営業部 東南アジア担当。(主に住友商事が運営するベトナムのタンロン工業団地向け設備機械及び原料商材関係の輸送案件営業)
2010.5
同本部 国際物流部へ異動。(引き続きベトナム向けに加えタイ向けの設備機械及び原料商材関係の輸送案件営業)
2010.7
インド北部グルガオンに長期出張。(自動車部品メーカーの工場建設に伴い設備輸送及び工場立ち上げプロジェクトで現場責任者として長期滞在。)
半年に亘る2500トンプレス機械の搬入・据付・動作確認を終え計画通り工場を稼働し立ち上げプロジェクトを完遂。
2011.2
ベトナム ドラゴンロジスティクスに駐在。(主に住友商事が運営する工業団地に進出する企業向けの設備輸送、据付及び工場稼働後の部材、完成品の輸出案件営業)
2013.10
物流機器事業本部 マキシコン事業部へ異動。(主に化粧品業界のマキシコン営業として配属) 現在に至る。

HEARTBEAT PEOPLE